「ウェットスーツの下には何を着ればいいかわからない」と悩んでいる方は多いです。素肌に直接ウェットスーツを着ると、擦り傷やかぶれ、圧迫感などが生じる場合があります。レンタルの場合は衛生的にも良くありません。
この記事では、ウェットスーツに適したインナーの選び方から着用方法、お手入れ方法などを詳しく解説します。この記事を読むと、ウェットスーツの下に何を着用すべきかが分かり、より快適にマリンスポーツを楽しめます。自分に合ったインナーを見つけて、マリンスポーツを楽しみましょう。
ウェットスーツの下に何を着る?
ウェットスーツの下には必ずインナーを着用しましょう。ウェットスーツの下に何を着るかは快適さを保つためにも重要です。ウェットスーツの下に着用する基本アイテムや、インナーの必要性について解説します。
ウェットスーツの下の基本アイテム
ウェットスーツの下に着用するアイテムは、水着やラッシュガードなど、マリンスポーツでも馴染みのあるものです。サーフィンやダイビング中の快適さや安全性を保つために、身体にフィットするものや機能性を重視したものを選びましょう。適切なインナーを選ぶことで、ウェットスーツ本来の性能を最大限に活かすことが可能です。
ウェットスーツの下に着るべき理由
ウェットスーツの下にインナーを着用すべき理由は、以下のとおりです。
- 保温効果のため
- 肌の保護のため
- ウェットスーツを簡単に着脱するため
- 衛生面を保つため
- 熱中症対策のため
- 紫外線対策のため
ウェットスーツ自体にも保温効果はありますが、インナーの種類によってはより保温性が高まり、体温の維持につながります。夏以外の季節のサーフィンなどは保温機能付きのインナーを着用すると快適です。ウェットスーツと素肌の摩擦や刺激を避けるためにもインナーが役立ちます。
サーフィンの休憩時に、インナーを着ておくと、ウェットスーツを気軽かつ簡単に着脱が可能です。ウェットスーツの中には熱がこもるため、暑いと感じたときにすぐ着脱できるようにすると、熱中症対策になります。ウェットスーツを脱いだときもインナーを着ておけば、紫外線を防ぐことが可能です。
ウェットスーツをレンタルする場合、インナーの着用によって衛生面を保てます。自分の衛生面だけでなく、次にレンタルする人の衛生面の双方に配慮が可能です。
» ウェットスーツはどれがいい?素材ごとの特徴と選び方を解説
ウェットスーツの下に適したインナーの種類
水温や活動内容に合わせて、保湿性と動きやすさを確保したインナーを着用しましょう。ウェットスーツの下に適したインナーは以下のとおりです。
- ラッシュガード
- 水着
- 専用アンダーウェア
ラッシュガード
ラッシュガードは、主にポリエステルやナイロンなどの素材で作られたスポーツウェアです。マリンスポーツやアウトドアでの着用が一般的で、元々はサーフィンの際に肌を擦り傷や日焼けから守るために開発されました。速乾性と伸縮性に優れた素材が使用され、身体にフィットしやすいデザインが多いです。
ウェットスーツの下に着用することで素肌への摩擦を軽減します。UVカット機能が付いているものが多く、紫外線対策にも有効です。伸縮性があり、身体の動きを妨げないため、サーフィンなどのマリンスポーツでも快適に身体を動かせます。寒い時期のサーフィンでは保温機能を高められます。
デザインや色のバリエーションも豊富で、機能性だけではなくファッション性があるインナーです。ウェットスーツの下に着用する場合は、ファスナーやフードがついていないスムースなプルオーバータイプがおすすめです。
水着
水着は着用面積が狭いものが多いため、より身体の締め付けを感じることなく着用できます。ただし素肌をカバーしている部分が少ないため、摩擦から素肌を保護するのは難しいです。肌が弱い方がウェットスーツの下に着用するインナーとしては向いていません。
ウェットスーツの下に着用する場合は、スポーツ用の水着がおすすめです。シンプルで機能的なデザインのため、身体の動きを妨げません。女性の場合は上下セパレートタイプの水着を選ぶと、お手洗いの際も着脱しやすいです。
専用のアンダーウェア
ウェットスーツの下に着用する専用のアンダーウェアはウェットスーツインナーと呼ばれ、快適性と機能性を兼ね備えています。着用することで、ウェットスーツとの摩擦を減らし、体温の維持が可能です。ウェットスーツの間の水分を効率的に排出するため、より快適に身体を動かせます。
ウェットスーツインナーには、裏起毛素材や断熱効果の高い素材など、保温性に優れたものもあります。特に寒い時期のマリンスポーツには保温性に優れたウェットスーツインナーがおすすめです。
ウェットスーツ用インナーの選び方
ウェットスーツ用インナーを選ぶ際は、快適性と機能性を重視しましょう。適切なインナーを選ぶと、ウェットスーツのパフォーマンスが向上します。選ぶときのポイントは以下のとおりです。
- 材質と機能性
- サイズ
- ブランド
- 価格帯
素材と機能性
ウェットスーツ用インナーの素材と機能性は、マリンスポーツでの快適さを大きく左右します。伸縮性や速乾性、保温性にすぐれた素材を選びましょう。以下の素材がおすすめです。
- ネオプレン:保温性や蓄熱性、伸縮性に優れている
- ポリエステル:速乾性と伸縮性に優れている
- ポリウレタン:速乾性と伸縮性に優れている
- ナイロン:滑りが良くウェットスーツの着脱を容易にする
速乾性が高い素材は、水を素早く外に逃がして肌をドライに保ち、体温が下がるのを防ぎます。保温性が高い素材も体温維持に効果的です。伸縮性のある素材は動きやすさを確保してくれるため、ウェットスーツでも快適に過ごせます。抗菌性や防臭機能のあるものを選ぶとより衛生的です。
サイズ
ウェットスーツ用インナーには身体にフィットしたサイズを選びましょう。締め付けすぎず、余裕がありすぎない程度のフィット感が最適です。インナーが適切にフィットしていれば、インナーの中に入ってくる水量が少なくなり、保温性が向上し、摩擦の軽減にもつながります。
サイズが大きすぎると水が入り込みやすくなり、小さすぎると動きを制限して血流が悪くなるため注意が必要です。自分の身体の寸法を正確に測定し、製品のサイズチャートと比較して最適なサイズを見つけましょう。
ブランド
実績のあるブランドを選ぶと、品質が保証されて、安心して使用できます。多くのプロアスリートや経験豊富な使用者からの推薦があるブランド製品は、機能性や耐久性に優れていることが多いです。購入前には、オンラインのレビューや比較サイトの情報を参考にしましょう。
価格帯
価格帯は、エントリーレベル、ミッドレンジ、ハイエンドの3つに分かれます。エントリーレベルは基本機能を備え、初心者向けの手頃な価格です。ミッドレンジはエントリーレベルに高機能で中間の価格帯です。ハイエンドは高価格ですが、プロ仕様の高品質なインナーで、最先端の機能を備えています。
初心者にはエントリーレベルがおすすめです。中級者から上級者は使用頻度や必要な機能性を考慮して、ミッドレンジかハイエンドを選びましょう。
ウェットスーツ用インナーの着用方法
ウェットスーツ用インナーの正しい着用手順と、ウェットスーツとの相性について詳しく解説します。
正しい着用手順
インナーの正しい着用手順を押さえて、快適さと機能性を保ちましょう。ウェットスーツ用インナーの着用手順は以下のとおりです。
- インナーの表裏を確認する
- 脚から先にインナーに通す
- 股上までしっかりと引き上げる
- インナーの上部を持ち両腕を通す
- しわやたるみがないか確認する
ウェットスーツを着る前にもインナーがしっかりとフィットしているか、再確認しましょう。
ウェットスーツとの相性
ウェットスーツとの相性が良いインナーは、スムーススキンやシームレスなデザインのものです。ファスナーや金属類、装飾品が付いていないデザインのインナーを選びましょう。ウェットスーツを着た際に痛みや不快感を防ぎ、スーツの密着性を高めてくれます。
ウェットスーツ用インナーのお手入れ方法
インナーの寿命を伸ばして快適な使用感を保つために、お手入れが重要になります。ウェットスーツ用インナーのお手入れ方法は以下のとおりです。
- インナーの洗い方
- インナーの保管方法
インナーの洗い方
ウェットスーツ用インナーの洗い方は、以下の手順を参考にしてください。
- 真水に浸す
- 優しく押し洗いをする
- 再度真水に浸す
- 水を十分に絞る
- 裏返して陰干しする
インナーは表裏を返してしっかりと海水や汗を抜きましょう。お湯や洗剤を使用すると、生地が傷んだり劣化したりする恐れがあるので、冷たい真水で行います。
インナーは使用後できるだけ早く洗うことで、臭いや劣化を防ぐことが可能です。洗濯機の使用は劣化や型崩れの恐れがあるため、手洗いがおすすめです。
インナーの保管方法
ウェットスーツ用インナーの保管方法のポイントは以下のとおりです。
- 吊るして保管する(肩幅が広く太いハンガー)
- 冷暗所で保管する
- ファスナーを閉じた状態で保管する
- ほかの衣類と分けて保管する
- 湿気を避けて保管する
ウェットスーツの下に着るものに関するよくある質問
ウェットスーツの下に着るものに関する疑問を多くの方が抱えています。よくある以下の質問に回答します。
- ウェットスーツの下は何も着なくてもよい?
- インナーが不快なときの対処法は?
ウェットスーツの下は何も着なくてもよい?
ウェットスーツの下に何も着ないこともできますが、快適さや機能性を考慮するとおすすめできません。素肌にウェットスーツを着用すると、肌に摩擦や刺激が生じる可能性があります。体温調節や保温効果の向上のために、ウェットスーツの下にはインナーを着用しましょう。
特に寒い時期のマリンスポーツには、ウェットスーツの下に着用するインナーは欠かせません。インナーを着るだけで、冬のサーフィンやダイビングも寒さを気にせずに楽しめます。ウェットスーツの着脱がしやすくなるだけでなく、着替える際の防寒対策ができる点もメリットです。
ウェットスーツをレンタルする場合は衛生面の観点からも、インナーを着用してください。自分の衛生面だけでなく、次にレンタルする人の衛生面にも配慮できます。ウェットスーツの下に適したインナーは、ラッシュガードや水着、専用のアンダーウェアです。
インナーが不快なときの対処法は?
インナーが不快に感じるときは、以下の点を見直しましょう。
- インナーの素材
- インナーのサイズ
- インナーのデザイン
ウェットスーツ用インナーには、ネオプレンという合成ゴムやポリエルテル、ポリウレタンなどの化成繊維が使われています。人によっては肌に合わず、かゆみやかぶれを引き起こす場合もあるため、不快と感じた場合はインナーの素材を見直しましょう。ほかの化成繊維よりも肌に優しいレーヨン素材のラッシュガードもあります。
ウェットスーツ用インナーのサイズも大切です。大きすぎるとインナーがずれて摩擦を起こし、小さすぎると圧迫感があり不快に感じられます。身体にフィットするサイズのインナーを選ぶと、不快感を軽減することが可能です。
インナーで水着を選択した場合、デザインによってはウェットスーツに引っかかる可能性があります。装飾品が付いていると着用時に圧迫されるため、シームレスでシンプルなデザインを選びましょう。ファスナーやフリルなどは避け、機能性を重視した動きやすいデザインのインナーを選ぶと快適です。
まとめ
ウェットスーツの下にはインナーの着用が望ましいです。マリンスポーツ時の保温性や肌の保護、快適性を向上させるために、適切な材質と機能性を持つものを選んでください。ラッシュガードや水着、ウェットスーツ専用のアンダーウェアが適しています。
インナーとしてラッシュガードや水着を着る際は、デザインと機能性に注意しましょう。ウェットスーツ専用のアンダーウェアは、デザインや価格帯がさまざまで機能性に優れています。色々な商品を比較して、自分に合ったインナーを探すのも楽しいです。
ウェットスーツ用インナーの正しいお手入れ方法を実践し、適切に保管すると長持ちします。使用後すぐに洗ったり、たたまないで保管したりすることが劣化を防ぐポイントです。適切なインナーを着用し、マリンスポーツを快適に楽しみましょう。